国債の中で人気なのは「米国債」です。
なぜ米国債が投資先として人気なのかというと、どの国の発行した国債よりも安全でリスクが少なく、メリットも大きいからです。
米国債が人気の理由
国債は日本だけでなく、多くの国が発行しているものです。米国債はその中でも人気で、世界中で活発に取引されています。
米国債が人気の理由は、安全性(信用度)が高い割に金利(リターン)が1％を超えるときがあることです。
人気がある投資先は総じて安全性が保証されているのは事実なのですが、それだけ多くの人が投資してくれているので出資者一人一人に対するリターンは少なくなりがちです。
というのも、投資は本質的にギャンブルと同じ仕組みで成り立っているため、投資家などの資金提供者が多ければ多いほどリターンが少なくなるようにできているのです。
安全性に優るメリットはないのですが、リターンが得られないことには投資をしている意味がないですよね。
その点、米国債は安全性と高めのリターン率が期待されているので、国債の中でもダントツで人気があるわけです。
米国債の種類は2つ「利付債」と「ストリップス債」
米国債には「利付債」と「ストリップス債」の2種類があります。
利付債は、通常、元本部分と利息部分で構成されていて、保有していると定期的に利息が支払われます。
ストリップス債は、割引で販売され、満期になると額面の金額を受け取ることができます。保有している間の利息の支払いはないですが、金利が元本に組み込まれるため、複利効果を得やすいのが特徴です(「利息」と「金利」は同じような意味だと考えてOKです)。
金利分が自動で再投資される点で、資産形成に向いているのはストリップス債だと思います。
なお、米国債権は確定申告をすることで外国税額控除の適用を受けることができます。
以下の記事に外国税額控除の詳しい解説がありますので、参考にしてみてください。
海外の国債は換金したときに手取り金額が減る場合があるので注意してください(為替変動リスク)
日本のみならず異なる国同士で通貨のやりとりをする場合には、エクスチェンジのタイミング(実際にお金を受け取る時のタイミング)で、受け取った通貨の価値(日本円や米ドルなど)が変動することがあります。なぜなら為替のレート(利率)は日々刻々と変動しているからです。為替レートが変動するそのタイミングで換金すれば、受け取った時点でのレートを反映した手取り金額になります。
参考記事
今回参考にさせていただいた記事はこちらです。
本日は11月7日(日)、暦の上では立冬です。
今後寒さも一段と増してくるものと思いますが、くれぐれも風邪を引かぬよう暖かくしてお過ごしください。
それでは、また次回お会いいたしましょう。
