ロシアとウクライナおよび欧米諸国の対立が世界経済にどのような影響を与えるのか
ロシアとウクライナおよび欧米諸国の対立が世界経済にどのような影響を与えるのかとても気になる。
ロシアとウクライナの関係をきちんと知るには、ロシアのソ連時代まで時間を遡る必要がある。
ロシアがソ連だった頃。
ソ連は1991年に解体された。
その時のソ連の領土がいくつかの国に別れた。
その時にできた国の一つがウクライナ。
大きな国の頭首が、資源の独占や領土拡大、しいては外交関係で他国と優位に渡り合うために小さい国を占領して虐げる、それに反発している小さい地域、という構図はどこの地域にもみて取れるのではないか。
例えば西ドイツと東ドイツの関係や中国における漢民族と少数民族、自治区の独立の争いなど。
ちなみに、今ある国は全部で196カ国だそうです。
その中に国土が小さい国がちらほらあったり、境界線が不自然に綺麗に分けられたりしているところが結構あるかと思います。
実はそれってもとは一つの大きな領土だった可能性があって、時代の変化と共に「独立国家」の機運が高まってきたことで、あちこちで一気に国の数が増えました。
ウクライナもそんな感じ。
簡潔に言うと、国家組織と小地域の争いです。
ロシア(プーチン)は領土を維持したいのです。
ウクライナに独立を許せば外交上その地域とのやりとりに不利が生じてしまいます。
これまでウクライナと外交してきたロシアですけど、ウクライナはロシアに依存せずに自分達で諸外国と対等に貿易をしたがっています。
これまではロシアの操り人形だったウクライナ。
でもここにきて欧米諸国ないし全世界的にウクライナを支援する動きも見られると思います。
ウクライナ側としては、本当に自立した国家として成り立つにはやはりロシアとは一定の距離を置いて、NATO(北太平洋条約機構)の仲間入りをして世界経済の中に参加したいのだと思います。
ロシアはそれを許さないと言っています。
長らくロシアと欧米諸国とは冷戦状態にあります。
何十年も周囲の諸外国がロシアと欧米の領土問題のために不必要な争いをしてきました。
領土が大きければ大きいほど統制が取れなくなると同時に地域ごとの自我が出てくるのも頷けるんですが、ロシアは領土問題があるのでとてもピリピリしています。
実はプーチンが大統領になってから(20年ほど)、ロシアの通貨であるルーブルの価値が下がり続けているんです。
これは僕も最近知ったことです。
長らく冷戦状態のアメリカとロシアが対立しているけど、世界経済の中心であるアメリカを軸に世界のお金の流れから徐々に置いて行かれているようなルーブル。それはやはり外交問題を放置してきた挙句、仲直りができていないアメリカとロシアの間で起こった結果論であり、もちろんアメリカがダメになる可能性もあったわけです。
今回はたまたま冷戦状態でじわじわルーブルの価値が下がると言うことが結果としてみて取れますけどね。
さて、今後このウクライナ問題を皮切りに世界経済はどうなるのか気になりますが、正直、誰も断言はできないでしょうね。
ロシアがウクライナのNATO参加を認めて、かつロシア自身も周辺の諸外国ともっと仲良くしていく、具体的には領土問題です。
日本もロシアとの間に領土問題ありますね。それが北方領土問題。
これを機にロシアが改心してくれるといいんですが。
そして願わくば、中国や北朝鮮も人の振り見て我が振りを直して欲しいです。
問題児たちが世界に対してもっと優しくなれますように。
(まあ、彼らにも言い分はあると思いますが、それはまたの機会に)